
音楽イベントの開催に合わせて制作するフライヤー。イラストレーターやデザイナーに依頼して制作いただくことも多いでしょう。
この記事では、音楽イベントのフライヤー制作の流れを紹介します。
オファー
フライヤーを制作いただくイラストレーターやデザイナーに依頼しましょう。イベントとして何をビジュアルに表現したいかやテキスト情報はもちろん、スケジュールや謝礼金額などの諸条件も伝えましょう。
アイディア出し
実際に手を動かす前に、アイディア出しをしましょう。プロの方が具体的なニュアンスやトーンに繊細なので、企画者が一人で考えるよりも、幅広いアイディアが生まれます。

後から描き直すと時間も手間ももったいないので、「どんな方向性で」「何を描いていくか」を言葉やサンプル画像などで具体的にすり合わせましょう。
ラフ制作
方向性が決まったら制作を始めますが、いきなり本番を作らずにラフ案をつくってもらうようにしましょう。
ビジュアルは見てみないと分からないもの。イメージと違う!となると、描き直しの時間や労力がもったいないです。そのため、手書きや軽くアイディアをまとめたラフ案をつくって頂き、一度確認する流れにしましょう。

本番制作
ラフ案で更にすり合わせができたら、いよいよ本番制作です。まずは初稿をしっかりつくってもらいましょう。
自分が企画したイベントのビジュアルが初めてできる瞬間は、とても嬉しいもの。その喜びを素直に描き手に伝えることで、描き手のモチベーションも高まります。

WEBフライヤーであれば表面だけでも十分ですが、配布する場合は裏面に詳細情報を載せましょう。

各所への確認出し
企画者確認が終わったら、各所への確認出しです。イベントに関わる出演者と会場には必ず公開前に確認してもらいましょう。スタッフにも共有することで、告知前のワクワク感を共有することができます。

各所からの修正依頼がある場合は、すべてをまとめた上で、一回の連絡で描き手に戻しましょう。変更箇所や変更内容を具体的に指示することが大切です。五月雨にまとまってないまま送るのは相手に負担をかけてしまうのでやめましょう。
WEB用データ納品
完成したら、まずはWEB用データを納品してもらいましょう。縦フライヤーの場合、WEBメディア用に横に展開した画像があると便利です。
印刷データ納品
印刷する場合、ファイル形式やトンボ処理など印刷専用のデータを用意する必要があります。発注する印刷通販サービスの入稿条件を伝えてデータを用意してもらいましょう。
お支払い
すべて納品完了!ということでお支払いに移ります。イベントは当日に収入が入ることから、イベントが終わってから精算することも多いでしょう。忘れずに必ずお支払いしましょう。
フライヤーを作ろう!
他にもイベント企画に関する記事を書いています。少しでも参考なれば幸いです!
About
このブログ『音楽イベントの作り方』は、音楽イベント企画『orange plus music』が日々執筆しています。自分の好きな「穏やかな音楽」を好きになって欲しいという思いで、2018年よりプラネタリウム・ゲストハウス・演芸場・重要文化財など様々な場所でライブイベントを開催。また本業では会社員としてデジタルマーケティングやクリエイティブ制作の広告代理業にディレクターポジションで関わっています。音楽の場が継続していくために、自らイベントを企画する人が増えることを願って、企画段階から告知、準備、運営、事後まで含めた音楽イベントづくりの豆知識を記事で発信しています。