
企画した音楽イベントのライブレポートをつくるとき、出演者やスタッフのクレジットを載せることをおすすめします。
この記事では、スタッフクレジットを載せる理由や具体例を紹介します。
スタッフクレジットを載せる理由
イベントにおけるスタッフクレジットとは、制作に関わった人の肩書きや所属、名前をまとめたものです。
イベントを一人で実現することはできません。表に見える出演アーティストはもちろん、音響を担当したPA、フライヤーデザインを担当したデザイナー、受付や誘導など会場で手伝って頂いたスタッフなど、裏方にいる多くの人の協力によって成り立っています。
スタッフクレジットは「この方達によってイベントが実現できた!」とに表に記録する役割になり、スタッフの実績を示せるほか、企画者からの感謝や敬意を示すことができるものなのです。
スタッフクレジットの具体例
いくつか筆者が企画したイベントでのクレジットを紹介します。
星空ごこち 2023
『星空ごこち 2023 プラネタリウムライブ』
■出演adagio、浮、古川麦、moskitoo
■フライヤーデザイン坂口ナオ
月の雨が降る夜に優しい歌が寄り添った「星空ごこち2023 プラネタリウムライブ」イベントレポート
■音響
大場 傑、Paniyolo
■企画・撮影
orange plus music
■主催
公益財団法人新宿未来創造財団
主催が公益財団でありイベント収入が限られていることから、企画者が撮影を兼任するなど最小限のスタッフ構成になっています。
音響やフライヤーデザインを担当した方の名前を掲載しました。
ひかりの感触
『ひかりの感触』Hara X the sleeping beauty, 塩塚モエカ
■主催・企画
orange plus music、水色デザイン
■会場原美術館
■映像プロジェクション水色デザイン
■撮影嶌村吉祥丸、薄田直樹、西垣薫
■照明佐藤円
■音響大場傑、福田新
■監督・編集島田岳史
■協力坂口ナオ、CAFE&BAKE momomo、+COFFEE、富樫陸(Sony Music)、YAMANAKA management
the sleeping beauty、塩塚モエカが演奏した原美術館での収録ライブ「ひかりの感触」の記録
収録ライブというオンラインイベントであったため、撮影や映像、照明などの肩書きがあります。
また多くの方の協力によって成り立ったイベントでもあったため、「協力」というクレジットを作り、まとめて掲載しました。
Pluto Sparkle vol.2
『Pluto Sparkle vol.2 東郷清丸 × Mom』
2022年11月12日(土)https://pluto-sparkle.gerbera-music.agency/
・出演:東郷清丸、Mom
・会場:浅草フランス座演芸場東洋館
・企画/ディレクション:石松豊(orange plus music)
・PA:大場傑、福田新、古閑幸紀・照明:久岡桂子
・撮影:塙薫子
・イベントレポート執筆:草野虹
・ポッドキャスト取材:峯大貴・ポッドキャスト録音/編集:大野裕司
東郷清丸とMomが夜の街に「人の温かさ」を爪弾いた日 『Pluto Sparkle vol.2』ライブレポート
・運営スタッフ:岡本美柚、小泉里菜
・フライヤーデザイン:神明篤志
Special Thanks
・出演者マネージャー:成瀬未帆(ビクターミュージックアーツ)
・会場担当:福嶋 様
・All of Gerbera Music Agency and Pluto members!
イベント前にポッドキャスト取材をしたり、イベント後にライブレポートをライターが書き手となって制作したりしたので、その辺りのクレジットが掲載されています。
こちらも「協力」と同じようなニュアンスで「Special Thanks」というクレジットを掲載しています。できるだけ少しでも関わった人は含められるようにしましょう。
イベントレポートを書こう!
他にもイベントレポート関連の記事を書いています。少しでも参考なれば幸いです!
About
このブログ『音楽イベントの作り方』は、音楽イベント企画『orange plus music』が日々執筆しています。自分の好きな「穏やかな音楽」を好きになって欲しいという思いで、2018年よりプラネタリウム・ゲストハウス・演芸場・重要文化財など様々な場所でライブイベントを開催。また本業では会社員としてデジタルマーケティングやクリエイティブ制作の広告代理業にディレクターポジションで関わっています。音楽の場が継続していくために、自らイベントを企画する人が増えることを願って、企画段階から告知、準備、運営、事後まで含めた音楽イベントづくりの豆知識を記事で発信しています。