企画した音楽イベントのライブレポートをつくる時、どんなイベントだったかを伝えるために、写真が重要になります。
出演者の演奏写真はもちろん、会場や装飾など、撮影しておくと役立つカットについて紹介します。
出演者
ライブレポートの顔とも言える写真になるのは、やはり出演したアーティストの演奏写真です。
演奏写真
寄り
寄りカットは、出演者全員を撮りましょう。ソロカットや複数人カットなど、人数の組み合わせもパターンを網羅できるようにしましょう。
事前に曲ごとの演出や演奏楽器などを把握し「この曲はギターソロがあるから、この人を撮ろう!」など決めておくとスムーズです。
引き
盛り上がりや雰囲気を伝えるメインカット候補になります。プライバシー的な意味で、後ろ側からお客さんの顔が見えない写真を撮れるとベターです。
小規模イベントでも、引くことで場所の全体感が伝わるのでおすすめです。スマホで撮る場合は広角機能を使うとよいでしょう。
MC
レポートのネタとして、MCでのコメントを取り上げることもあります。出演者の普段の表情が見えるシーンでもあるので、押さえておきましょう。
舞台裏
ステージ上だけでなく、ライブ前の楽屋裏や、ライブ後のほっとした表情など、イベントの裏側に潜入したような写真を撮影できると、イベントレポートならではの写真となります。
会場
どんな場所で開催したかを伝えるにあたり、会場の写真が必要になります。
外観
お客さんがいないライブ前に撮影するのがおすすめです。時間や天気によっては、事前のロケハンやリハーサル時に撮ってしまってもよいでしょう。
内観
内観は、会場が一望できるような引きのカットがおすすめです。レポートでは、会場に辿り着いた瞬間の来場者の気持ちを伝える写真にもなります。
会場にある装飾や備品は、無条件でワクワクするもの。会場らしさを示す写真として、できるだけ多く撮っておきましょう。
街並み
近くの写真スポットを撮っておくと、会場へ行くまでの風景を伝えることができて便利です。
雰囲気
ざっくり「雰囲気」とまとめましたが、実はここがセンスの見せどころ。イベントの良い雰囲気をどうやって写真で伝えるか。ここでは、筆者の経験からいくつかアイディアを紹介します。
印刷物
フライヤーやポスター、チケットなど印刷したデザイン系は写真映えします。お客さんがフライヤーを持っているシーン、などもいいですね。
装飾
ステージや会場全体の装飾物も、雰囲気を伝えるのに役立ちます。映像演出道具や照明、花や植物、小物や窓など、ピンときた装飾物は押さえておくとよいでしょう。
拍手
イベントレポートで、わっと盛り上がった瞬間が伝わるのでおすすめです。
受付や物販に並ぶシーン
イベントの人気度を表現するにあたり、引きの演奏シーンの他にも、受付や物販に並ぶシーンを撮るという方法もあります。
食べ物/飲み物
食事を提供するイベントの場合は、その日ならではの特別メニューを用意することも多いです。できるだけ多くのメニューを撮影しておくと、レポートで紹介できて便利です。
演出
出演者を含めずとも、演出のみを撮影するという方法もあります。
空
その日の記録として、例えば綺麗な夕焼けが見えたら撮影しておくとネタに使えます。
光
同じくその瞬間の記録として、綺麗な光は記憶に残るもの。レポートの合間に掲載しても写真映えするのでおすすめです。
スタッフ
ライブレポートに掲載せずとも、スタッフを記録しておくと喜ばれるケースが多いです。
裏方スタッフ
頑張っているスタッフをオフショット的に撮っておき、イベント後に共有すると喜ばれます。だいたい皆さんいい表情をしているものです。
集合写真
出演者も含めた全員で記念写真を撮ると、イベントチーム感を残せるのでおすすめです。
イベントレポートを書こう!
他にもイベントレポート関連の記事を書いています。少しでも参考なれば幸いです!
About
このブログ『音楽イベントの作り方』は、音楽イベント企画『orange plus music』が日々執筆しています。自分の好きな「穏やかな音楽」を好きになって欲しいという思いで、2018年よりプラネタリウム・ゲストハウス・演芸場・重要文化財など様々な場所でライブイベントを開催。また本業では会社員としてデジタルマーケティングやクリエイティブ制作の広告代理業にディレクターポジションで関わっています。音楽の場が継続していくために、自らイベントを企画する人が増えることを願って、企画段階から告知、準備、運営、事後まで含めた音楽イベントづくりの豆知識を記事で発信しています。