
企画した音楽イベントのライブレポートをつくる時に必要な写真。個人企画などで予算がない時は、企画者がスマートフォンで撮影することもあるでしょう。
スマホでスムーズな撮影を行うために、意識しておきたいポイントを紹介します。
撮影モードを使い分ける
端末によっても機能は様々あると思いますが、ここではIPhoneやGoogle Pixelでは一般的な機能に触れたいと思います。
広角
会場後方から、引きの絵を撮りたい時に重宝します。

広い会場も、広角モードを使えば広域で撮影できるため、会場の盛り上がりやお客さんが賑わっている様子などを撮ることができます。
ポートレート
近距離から、演者に焦点を当てて撮りたい時に便利です。

演者の手前に人や物がある場合、ぼかしを加えつつ、演者を引き立てることができます。より雰囲気のある写真が撮れるのでおすすめです。
夜景
夜景モードは、暗い会場での撮影役立ちます。

撮影までに数秒かかるため、動きの激しい演奏を撮影することは難しいですが、上記のようにプラネタリウムなどの暗い空間で綺麗に写真を残すことができます。
グリッド機能を使う
IPhoneやAndroidなどのスマホカメラには「グリッド」と呼ばれる線を表示する機能があります。この線を表示すると、画面を等間隔や黄金比で分割することができます。

撮影のときに線を意識するだけで、自然とバランスがいい写真が撮影できるのでおすすめです。
モバイルバッテリーを持ち運ぶ
ライブ中に充電が切れてしまっては撮影ができなくなります。モバイルバッテリーは必ずポケットに入れてライブ撮影に挑みましょう。
モバイルバッテリーは軽く、小さめで、何度も充電できるものがおすすめです。海外製で安いものだと長持ちしなかったりするので、例えばAnkerなど信頼できるブランドのバッテリーを買うことをおすすめします。
シャッター音を最小限にする
演奏音が大きい場合はあまり心配いりませんが、アコースティクギターやピアノなどの穏やかな音楽ライブの場合、カメラのシャッター音が響くと演奏を聴いているお客さんの邪魔をしてしまう可能性があります。
日本では、防犯上の理由で通常はカメラのシャッター音を消すことはできません。そこで筆者の場合は「物理的に音が出る部分をふさぐ」ことをよくやります。

スマートフォンによって場所は異なると思いますが、音が出るマイクの穴を養生テープなどでふさぐことで、多少はシャッター音の音量が下がります。
端末によっては、撮影時にさらに右手の親指を被せることもできるでしょう。できるだけ小さい音量にできると、静かな演奏シーンも自由に撮影できるようになります。
画面の明るさを暗くする
暗い演奏場所でのライブの場合、撮影するスマホの画面が明るいと、お客さんの気が散って幻滅してしまうことがあります。
例えばGoogle Pixel6aだと、以下の機能を使って画面の明るさを暗くします。
- 夜間モード を ON に(蛍光色)
- おやすみ時間モード を ON に(モノクロ)
- さらに輝度を下げる を ON に
- 明るさを調整するバー で 明るさを暗く
- ロック解除時に指紋認証で光ってしまうので、パターン認証に
端末によって調整できる部分が変わってくると思いますが、できるだけ暗くできるとよいでしょう。
映像は三脚を使う
スマホのカメラにも手ぶれ補正機能はありますが、三脚を使って撮影すると手ぶれが全くなく綺麗に撮れます。
⚡️抽選締切まで4日⚡️
2/12(日)に新宿で開催する
プラネタリウムライブ『星空ごこち』出演する古川麦さん @BakuFurukawa
からコメントが届きました!1日2公演のプチフェス。
古川さんはお昼の公演①に出演します🌠各回100名限定・入場料は¥1,600です🌕https://t.co/FlkXZWtEG2 pic.twitter.com/3QZHfX87wt
— orange plus music (@orangeplusmusic) January 19, 2023
ライブ動画を会場後方から引きで撮影したり、ライブ前後にインタビューカットを撮影するときなど、様々な場面で三脚は役立ちます。
三脚はスマホを傷つけずに設置でき、軽くて持ち運びのしやすいものがおすすめです。筆者はVelbonの三脚を使っています。
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他にもイベントレポート関連の記事を書いています。少しでも参考なれば幸いです!
About
このブログ『音楽イベントの作り方』は、音楽イベント企画『orange plus music』が日々執筆しています。自分の好きな「穏やかな音楽」を好きになって欲しいという思いで、2018年よりプラネタリウム・ゲストハウス・演芸場・重要文化財など様々な場所でライブイベントを開催。また本業では会社員としてデジタルマーケティングやクリエイティブ制作の広告代理業にディレクターポジションで関わっています。音楽の場が継続していくために、自らイベントを企画する人が増えることを願って、企画段階から告知、準備、運営、事後まで含めた音楽イベントづくりの豆知識を記事で発信しています。