
プラネタリウムライブなど、真っ暗になる音楽イベントでは、暗さによって様々な注意事項が生まれます。
この記事では、企画者が把握しておきたい注意事項について紹介します。
遮光
真っ暗な演出を楽しむために、光を可能な限り抑える必要があります。
自然光
外からの光が入ってくるような会場では、暗幕などで遮光しましょう。
機材
出演者のギターエフェクターや電子キーボード、PCやiPadなどの機材の光によって、会場全体の暗さに影響を与えてしまうこともあります。
出演者に相談しつつ、演奏に支障がない範囲で黒ガムテープ等でランプを隠すなどの工夫をしましょう。

同じくPAミキサーなどの音響機材についても、光が影響を与えるかをリハーサル時にチェックし、対応するようにしましょう。
スマホ
イベント中にタスク確認や撮影のために、企画者やスタッフがスマートフォンを見ることもあるでしょう。
画面の輝度を低くしたり、モノクロモードにするなど、可能な限り光を抑えましょう。画面を見るときはスマホを垂直にするなど、光が上に漏れないようにすると更によいでしょう。
来場者への呼びかけ
来場者全員でイベントを楽しむためにも、場内での注意事項として光に関する内容を事前に伝えましょう。
移動
暗闇の中で移動が発生する場合、転倒や雑音などに注意しましょう。
演奏者の入退場や転換、遅刻者入場などの際は、足元のみ小さなライトやスマホで照らすとよいでしょう。ステージ横に誘導スタッフを用意するとスムーズです。
暗いまま移動しなければならない場合は、3~5分ほど目が慣れるまで待ち、近くが見えるようになってから移動するようにしましょう。

演奏
演出のための暗さが、出演者の演奏に影響を与えてしまってはいけません。事前リハーサルで暗さを確認し、出演者にとって演奏しやすい方法や暗さをすり合わせましょう。
事前に練習頂いたとしても完全な真っ暗ではなかなか演奏が難しいことから、手元が見えるように譜面台ライトを複数用意するとよいでしょう。蛍光テープをギターや機材に貼ることもおすすめです。

雑音
暗闇だと聴覚が敏感になっていることから、些細な雑音も耳に入ってきてしまいます。
来場者の没入感を邪魔しないように、スタッフのおしゃべりや、移動時に何かにぶつかったり転倒したりする音など、雑音を鳴らさないように注意しましょう。
真っ暗闇な音楽イベントを成功させよう!
他にもイベント企画に関する記事を書いています。少しでも参考なれば幸いです!
About
このブログ『音楽イベントの作り方』は、音楽イベント企画『orange plus music』が日々執筆しています。自分の好きな「穏やかな音楽」を好きになって欲しいという思いで、2018年よりプラネタリウム・ゲストハウス・演芸場・重要文化財など様々な場所でライブイベントを開催。また本業では会社員としてデジタルマーケティングやクリエイティブ制作の広告代理業にディレクターポジションで関わっています。音楽の場が継続していくために、自らイベントを企画する人が増えることを願って、企画段階から告知、準備、運営、事後まで含めた音楽イベントづくりの豆知識を記事で発信しています。