音楽イベントの作り方

〜初めてDIYで企画する人向けのノウハウまとめ〜

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このブログ『音楽イベントの作り方』は、音楽イベント企画『orange plus music』が日々執筆しています。自分の好きな「穏やかな音楽」を好きになって欲しいという思いで、2018年よりプラネタリウム・ゲストハウス・演芸場・重要文化財など様々な場所でライブイベントを開催。また本業では会社員としてデジタルマーケティングやクリエイティブ制作の広告代理業にディレクターポジションで関わっています。音楽の場が継続していくために、自らイベントを企画する人が増えることを願って、企画段階から告知、準備、運営、事後まで含めた音楽イベントづくりの豆知識を記事で発信しています。

Idea

音楽イベントにおける企画書の作り方:コンセプト編(背景・コンセプト)

2023.03.08

音楽イベントにおける企画書の作り方:コンセプト編(背景・コンセプト)

この記事ではコンセプト編として、企画書における背景とコンセプト部分の作り方について紹介します。

背景

世の中にはイベントが溢れています。出演者や会場に企画書を持ってオファーするとき、大切なのは「なぜイベントをやりたいか?」です。

人気のアーティストや会場になるほど、全ての依頼に応えることはできません。もちろん謝礼金額など経済的利益を目的に出演を決める場合もあるでしょう。しかし、音楽は感情に訴えかけるもの。まずはイベントの目的や想いに対する共感が重要になってきます。

原美術館で開催した『ひかりの感触』 実際の企画書より、背景のスライド

「好きな音楽を応援したい!」といった単純な理由でもいいでしょう。自分が何のためにイベントを開催したいのかをしっかり伝えましょう。

企画者だからこそのストーリーを感じたり、このイベントは確かに今やるべき!と共感してもらえれば、オファーを受けてもらえる可能性が高まりますし、出演者や会場側も前のめりになってイベントを一緒に作り上げてくれるでしょう。

原美術館で開催した『ひかりの感触』 実際の企画書より、コンセプトの手前に置いたスライド

「背景」と「コンセプト」スライドの間に、共感度や納得感に訴える考えを含めてもよいでしょう。特に解決したい課題や、注目している気づきなど、企画者側の考えを自由に表現しましょう。

音楽イベントは、体験した人の心を動かす力を持っています。それは、個人的な想いから生まれることもありますが、一緒にイベントを作り上げる出演者・会場・スタッフなど全ての関係者が「なぜイベントを開催するのか?」に共感していることで、各自のちょっとした行動が同じ方向に積み重なり、より人の心を動かす力は強くなる、と筆者は信じています。

コンセプト

企画書で最も重要なのが「コンセプト」です。イベントにおいて最も重要、と言い換えてもよいでしょう。

コンセプトは「どんな音楽の楽しみ方を体験できるか」を表す言葉です。同じ会場で同じ出演者がライブを行っても、コンセプトが違えば全く別のイベントになるでしょう。

逆にコンセプトがないイベントは、出演者や会場から見ると「どこにでもある普通のイベント」という印象に受け取られかねません。これは来場者から見ても同様で、無理に開催しても集客に苦戦するでしょう。

原美術館で開催した『ひかりの感触』 実際の企画書より、コンセプトのスライド

コンセプトは、イベント名でもあり、イベントを人に紹介する時の言葉でもあります。個性的で、企画者オリジナルの文脈になればなるほど、他のイベントと差別化され、自分のイベントが輝いてきます。

イベント体験を通して何を伝えたいのか。来場者の心に何を残したいのか。出演者にどんな演奏をして欲しいのか。このイベントの意義をどう考えているのか。イベントで表現したい景色を、ニュアンスを推敲しつつ自分らしい言葉で熱く表しましょう。

コンセプトは、特設サイトに掲載することもあります

企画書を作ろう!

他にも企画書に関する記事を書いています。少しでも参考なれば幸いです!

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