インターネットの文脈を理解できる「ツイ廃」こそ発揮できる市場価値がある!? – THE BAKE MAGAZINEから考える、オウンドメディア運用に必要な人材

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先日BAKEのオウンドメディアTHE BAKE MAGAZINEの編集長、しおたんさんが話すセミナーに行ってきました。セミナーの内容を踏まえて考えた「インターネットの文脈を理解できる人」とはどういう人で、どんな市場価値があるのかについて。また運用型広告で培った思考はオウンドメディア運用などの他分野にも活かせることについて、書いていきます。

 

しおたんさんに会いに無料セミナーに行ってきました!

 
7月7日、東京は赤坂の株式会社ベクトルさんのセミナースペースで開かれた無料セミナーに参加してきました!
 
「いま、あなたの企業がオウンドメディアを始めるべき理由」
 
 
オウンドメディア&コンテンツマーケティングセミナー
「いま、あなたの企業がオウンドメディアを始めるべき理由」
 
■主催:株式会社リボルバー、ベクトルグループ 株式会社シグナル
■URL:http://seminar.dino.vc/wf/story/16836614
 
 
今回の登壇者は下の方々。そして自分が参加した一番の目的は…なんといっても、しおたんさん!
 
登壇者
 
音楽やカルチャーを扱うwebメディアCINRA.NETを運営するCINRAにwebディレクター、エディター、広報として在籍した後、現在はPRとしてフリーランスにて活動している塩谷舞さんという方です。
今回は、お菓子のスタートアップカンパニー株式会社BAKEが運営するオウンドメディアTHE BAKE MAGAZINEの編集長として、BAKE阿座上さんと一緒に登壇されていました。
 
アート、カルチャー、そしてインターネットと扱っているジャンルが自分に近く、考え方や会社の枠を超えてアクティブに動いていることなど、TwitterやFacebookやブログというインターネット越しでも自分にとって刺激になる方です。この日ははじめてオフラインでお会いできるかもということで、朝からドキドキしておりました…。
 
 
さて、セミナーは無事に盛況の後に終了。全体を通して考えたことがいくつかあるので、書いていきます!
 
 
 

オウンドメディア運営担当者には「インターネットの文脈が理解できる人」が向いている?

 
BAKEの最後のスライドに、オウンドメディア運用の際に大事にしたいことがまとめられてました。
 


オウンドメディアを運用する時に、上記のことを意識すれば確かにうまくいきそうだ…と思ったものの。
あれ、「こういうことをうまくできる人ってどういう人だろう?」と思った訳です。
 
会場でも「オウンドメディア担当者ってどういう人がいいの?」という話になり、そこで出た答えの一つに「ビジネスを理解できて、広報できて、編集できて、インターネットの文脈が分かること」というのがありました。
 
しおたんさんは「インターネットの文脈が分かる」というかもう「インターネットの人」感すごいですよね。セミナー時間中も、壇上にいる時間含めて最初から最後までTwitterにいらっしゃいました。
 

 
で、この時間に僕が思ったことはこういうの。
 

 
例えば「人前でスマホをいじる」という行為を批判的に見られる年上の方々もいらっしゃると思うんです。
でも、やっている側からしたらそれが生活の中での自然体で、むしろその方がいろんな会話や頭の整理がうまくいくこともあったりします。
 
これを、周囲の誰からも理解されずとも一人で突っ走ってやるためには、たぶん精神的な強さが必要になります。
でも近くに同じ感覚の友達が一人いて、なんとなくそれをしてもいいよねって確認できたら、安心してできるようになると思います。
 
何事も周囲からの不必要な縛りとか偏見が暗黙のうちに存在してしまうことがたまにあって、インターネットに関することだとしても、それをクリアにさせるのはオフラインの繋がりでの他者承認なんだな、という気持ちでした。
 
もう一つは「インターネットな人」「インターネットの文脈が分かる人」だから発揮できる仕事上の価値があるはず!という考えで、実は1年くらい前からこの感覚をぼんやり考えていました。
 
 
 

「インターネットな人」「インターネットの文脈が理解できる人」ってつまりどういう人?

 
BAKE
※当日はBAKEのチーズタルトも美味しく頂きました…!
 
僕が新卒で入社したのはデジタルマーケティングの会社。インターネット広告やSEOなど、デジタル領域全般を扱う会社です。
入社前後でギャップがあった唯一のことが、「インターネットな人」が少ないということでした。
 
ここで言う「インターネットな人」とは…
 
・Twitter廃人、ブログ廃人
・新しいwebサービスの情報をすぐ仕入れてすぐ使ってすぐ共有する
・発信、共有をしたがる
・特にメールで、ビジネス敬語よりも空気に合わせた言葉を使う
・とにかくインターネットが好き

 
などです。
 
インターネットって、距離とか時間とかいろんなハンデを超えれるんですよね。その中でいろんな人にも出会えるし、いろんな情報を知ることもできるし、いろんなことが効率良くなるための仕組みを作ることもできるし、ホームページという自分の顔も作れるし、無料で情報を多くの人に届けることもできるし、おもちゃのようで遊び場でもあるし、ハッピーだし!無限の可能性を秘めている!最高!こういうことに感激しますよね!しますと答えたあなた、「インターネットな人」です。
 
このような「インターネットな人」の方が、ソーシャルメディア広告のプランニングとか、実際にユーザーが広告を見て思うことの想像とか、すごいニッチな層に対してのターゲティング案とか、検索連動型広告以外も踏まえた横断的なコミュニケーション設計とか、インターネットに関してはより成果が出るアイディアを生むと思っていまして。
 
だから「インターネットな人」のクリエイティビティをうまく顧客の成果実現の中に落とし込むような仕組み作りであったり、「インターネットな人」が伸び伸びと想像力を働かせられるような職場環境作りだったり、もっと「インターネットな人」を増やしたり、したいなぁと思う最近でありました。
 

 
しおたんさんのプレゼンからもひしひしと「インターネットな人」感が伝わってきました。
 
 
さて「インターネットな人」に加えて、近い言葉の「インターネットの文脈が理解できる人」というのは、つまりどういう人なんでしょう。
 
・各種インターネットサービスを生活の中で自然に利用している
・各種インターネットサービスの使い方や空気を無意識に理解している
・各種インターネットサービスでの表現方法や使う言葉を無意識に理解している
・各種インターネットサービスでの暗黙の了解的ルールやマナーを理解している
・各種インターネットサービスを利用するユーザーの気持ちが想像できる
・各種インターネットサービスを使う時を適切に思い浮かべることができる
・新しいインターネットサービスへの適応が早い

 
こんな感じでしょうか。LINEやTwitterで友達とコミュニケーションを取るように、生活にインターネットが当たり前のように溶け込んでいるような人たちが、普段は意識していない部分を「文脈」として捉えています。webサービスの歴史やサーバーの仕組みとか、そこまでいかなくても充分に「文脈を理解できる」と言えると思っています。
 
mikarika
※インターネットの文脈を理解した企画の例:【私たち、無料です。】フリー素材アイドル MIKA☆RIKA
 
例えば、会社がTwitterの企業アカウントでツイートひとつするにしても、広報担当を数年やってきた40代の上司よりも、Twitterなんて日常茶飯事な新卒2年目の方が数倍ユーザーに刺さるツイートができると思います。
もちろん、会社としての見せ方や発信する情報などは上司が整理と管理をする上で、新卒2年目がある程度自由に動けるのが理想です。
 
「インターネットの文脈を理解できること」自体が、マーケティングや広報、ブランディング、企画、また情報収集、業務効率化など様々な観点で「インターネットの文脈の理解に時間がかかる人」と比べると何倍も価値を発揮できるということ。
このことを自覚してアクションを起こせる若手と、このことを理解して環境を整える上司が共存できる会社は強いだろうなーと思います。
 
もっとも、ちょうどデジタルネイティブが入社しはじめた少し大きめの会社の今の悩みであって、少人数だったり社長が20代ですみたいな会社ではここの問題はクリアになっているケースが多いかもしれません。
いわゆるネットベンチャーの早いスピード感の構成要素の一つに、きっとこの「インターネットの文脈が理解できる」がお互いにあるからというのもあるんでしょうね。
 
 
 

運用型広告スキル×「インターネットの文脈が理解できる人」の市場価値

 

 
BAKE阿座上さんのセミナー後の呟きから。
 
全体的にオウンドメディア、コンテンツマーケティングのセミナーでしたが、トリプルメディアやSEOについても触れていました。
当たり前ですが、デジタル領域全般を見る視点が大事だなぁと思うと同時に、自分がメインで携わる運用型広告での考え方って他の分野、例えばオウンドメディア運用にも活用できるなぁということを感じています。
 
運用型広告といえば、分かりやすいのがGoogle AdWordsやYahoo!スポンサードサーチなどの検索連動型広告。
これは、各企業のwebページや市場の状況を踏まえた上で膨大な数のキーワードを選定し、また適切な入札額変更を日々行って集客だったり購買だったりの目標を達成させる、というものです。
 
インターネット広告 音楽業界
※検索連動型広告:検索エンジンで検索した時に下に出る広告のこと
 
数字を見る、分析する、要因を探る、仮説を立てる、施策を打つ、検証する、というPDCA。
地味で、時間もかかって、ちまちま細かい分析が必要になるけど物事の本質を捉える姿勢が自然と身に付く。
まずこれが運用型広告で培えるスキルだと思います。
 
オウンドメディア運営でも日々いろんな数字をもとに次の打ち手を判断していきますが、中長期的にメディアを育てていくにあたって、上のような運用型広告スキルがあると、「なんとなくバズったからOK!」「少しずつインターネット上で話題になっているね!」というのに加えて「今回の記事は〜な理由で◯◯という数値のUUがいて、そのうち◯%のユーザーがこのボタンをクリックしてくれた。それは〜という理由だろう。だから〜というネタを〜という時期に時期に出せば◯倍のUUが見込めて、今回の◯倍のユーザーがこのボタンをクリックしてくれるかも。」という、数値に基づいた運用ができるようになります。
 
この〜という数字で分からない人の動きに想像力を働かせることが、きっと難しいし、きっとやりがいがある部分。そして「インターネットの文脈が理解できる」と、この部分は少しやりやすかったりするのです。「マーケティングは心理学」という言葉もありますね。
 
 
 

まとめ

 
今回伝えたかったことは以下です!
 
・「インターネットな人」「インターネットの文脈が理解できる人」は、マーケティングや広報、ブランディング、企画、また情報収集、業務効率化など様々な観点でその価値を発揮できる!
・「インターネットな人」「インターネットの文脈が理解できる人」の良さを理解して、オウンドメディア運営などのインターネット関連のことに会社の仕組みとして落とし込んでいくと、インターネットユーザーにとっても会社にとってもよりよい結果となる
・数字に基づく分析や仮説検証、施策提案のPDCAを回せる運用型広告スキルは、オウンドメディアをはじめとする他分野でも活用できる!

 
自分もインターネットの肌感を目の前の依頼に対しても盛り込む視点を忘れずに持つのと、運用型広告スキルをもっともっと高めていこうと思いました。
 
 
 
ちなみに、しおたんさんとはオフラインで無事にお話できました。(ありがとうございました!)

 
 
 
最後まで読んで頂きありがとうございました。
 
 
※他に参考にしたもの
ベクトルのオフィスで開かれた、今話題のオウンドメディアセミナーに参加して話を聞いてきたまとめ。- Togetterまとめ
 
 

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このブログを書いている人
石松 豊 (がちゃーん)

デジタルマーケティング会社からweb制作/メディアの会社へ。個人でも主に音楽関連の広告やサイト制作の仕事をしています。インターネットで音楽をもっとおもしろくしたい。

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