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Nyantora × ti-ti.uu × 映像演出のコラボレーションライブ「ヒビノイロ -ゆらめく光影、とけこむ音-」イベントレポート

2019.11.02

2019年10月22日、下北沢で「ヒビノイロ -ゆらめく光影、とけこむ音-」を開催しました。
 
音によって不在から存在を想像する試みとしての、ギターの余韻、有機的な電子音、光と影の映像演出によるコラボレーションライブ。
 
当日の様子を写真と共にレポートします。
ヒビノイロ_1_2
撮影:井上ユリ

Half Moon Hallへ

ヒビノイロ_1_1
下北沢駅から10分ほど北に歩くと、閑静な住宅街に潜む会場「Half Moon Hall」にたどり着きます。
ヒビノイロ_1_4
入って階段を2つ降りて地下へ。コンクリートの壁に包まれた不思議空間です。
ヒビノイロ_1_3
今回はイベント側でドリンクを用意。ハートランドビールやジンジャーエールなどと引き換えました。
 

LIVE:Satomimagae

まずはSatomimagaeさんのライブでスタート。
ヒビノイロ_2_1_Satomimagae
静かに紡ぐギター、ささやくような歌、そして波を持って流れる環境音。
 

 
無機質な空間の中で、日常のノスタルジックな光景や夕焼けの差し込むような光と共に、心のざわめきが共鳴していく感覚になりました。
ヒビノイロ_2_2_Satomimagae
歌と環境音の盛り上がりと映像の瞬きの重なりが、奇跡的と思えるタイミングで合わさる瞬間が何度もありました。この日は風邪だったそうですが、全く感じさせないライブでした。
ヒビノイロ_2_3_Satomimagae

LIVE:Nyantora × ti-ti.uu

次はNyantoraとti-ti.uuのコラボレーションライブへ。
ヒビノイロ_3_1_Nyantora-×-ti-ti.uu
ステージに3人が登場。音を同時に鳴らしてスタート。
ヒビノイロ_3_3_Nyantora-×-ti-ti.uu
音の切れ目がなく続く演奏。途中途中にti-ti.uuの曲を、Nyantoraの音も交えた大幅アレンジの形で披露していく。
 
曲の合間もずっと音が鳴っており、電子音やノイズもあれば、鳥の鳴き声や人の声もあり、またti-ti.uuのアコースティックギターの音も紡がれてきます。

ヒビノイロ_3_2_Nyantora-×-ti-ti.uu
ヒビノイロ_3_5_Nyantora-×-ti-ti.uu
ヒビノイロ_3_4_Nyantora-×-ti-ti.uu
後半にかけてどんどん密度が高まり、一音一音がその場で生まれる緊張感のある波を持っているように感じました。
ヒビノイロ_3_6_Nyantora-×-ti-ti.uu

ヒビノイロ_3_7_Nyantora-×-ti-ti.uu
“ヒビノイロ”の名前の通り、日々のざわめきが聞こえてくるような90分。あっという間で、まるで1つの映画を観ていたような起伏を感じました。

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下北沢 Half Moon Hall、観てくださったみなさん、ありがとうございました!素敵な演出の中、Nyantoraとその時だけの音楽を演奏できたのがとても面白かったです。共演のSatomimagaeさん、スタッフのみなさまも、ありがとうございました! 次のライブは11/17(日)小田原のカフェで演奏させていただきます。ti-ti.uu今年最後のライブです。初めての小田原、とてもたのしみ。ゆっくりしにいらしてください???? . . . 11/17(日)小田原 cafe ももすけ 「象の小規模な音楽会 at ももすけ 」 OPEN 15:00 / START 16:00 予約2500円 当日3000円 ※ドリンク、フード別途 【出演】 ti-ti.uu 土井玄臣 ※DJ:成川勇也(象の小規模なラジオ) good music and life. cafe ももすけ 小田原市栄町1-17-31 tel:0465-46-7264 予約方法  1.メールにてご連絡 info@odawara-elephant.com 2.FBイベントページにて参加表明 3.cafe ももすけに電話 tel.0465-46-7264(受付時間12:00~18:00 月&不定休) 4.前日までにcafeももすけ来店、店主に伝言 5.各出演者での予約 . . . #titiuu #てぃーてぃうー #土井玄臣 #小田原 #cafeももすけ

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参加者の声

感想

今回は、ti-ti.uuに「星空ごこち2019」に出演頂いた流れで実現した企画でした。
 
高校生の時にスーパーカーと凛として時雨をすごく好きだったので(特に時雨は同じエフェクターを買うほどだった)、個人的にも嬉しく、またよりよいイベントづくりとしてのチャレンジングな機会でした。
 
当初はどのような形でコラボレーションできるか未定だったのですが、結果的にライブ時間すべてを音でコラボレーションする形となり、とても贅沢な試みを体験させて頂いたなと思っています。

 
“日々の色”は木漏れ日のような揺れ続けて消えてしまう光でもあり、建物や誰かの影でもあり、または変わり続ける波の模様かもしれないし、燃える炎や風かもしれない。
 
生活の中にある、普段は見逃しているのだけど、そこに目をとめたら何か心地よかったり、綺麗だと思ったり、変化を感じたり、あたたかい気持ちになったりするもの。
 
そういう存在を、音という目に見えないものから歌や折り重なる共鳴を通して、観ている人におこがましくも想像してくれるといいな、そういう存在ってきっと生活をより彩るものだよね。というような企画でした。
 
自分もイベントが終わるまで気づいていなかった、もしくはライブを観ることで気づいたのですが、今回は”音”単体ならずti-ti.uuの歌があったことで”音”を身近に感じることができたと思うし、それはナカコーさんが時々呟いているようなアンビエントの良さと通じているなと感じました。
 
アンビエントがいいという意味ではなく、何かそういう「日々にあるけど見えていないものを視る」「日々にあるけど聞こえていない音を聴く」という変化が起きると、日々の見方が変わる、もしくは”より変えられる心の状態”になるのかな、とぼんやり思います。
 

 
水色デザインさんの映像演出は、これまで自分が観てきた中では一番研ぎ澄まされていたと思いました。シーンの重ね方、光と影の演出、音と合わさるリアルタイムの手ほどき、すべてよかった。入念な準備が偶然の奇跡を生む、ということを感じました。
 
PAスタッフも今回はこれまでで一番多い3人で、準備や撤収のスピード感がありましたね。受付の他にドリンク担当のスタッフもいて、だんだん心強いチームができつつあるのが嬉しく思います。
 
イベントの内容がとてもよかった反面、集客や当日の準備での反省もあるので、今後にまた活かせれたらと。「くらしの音色」然りNEWTOWN然り、CINRAを通してできることも増えてきたので、うまく公私のいい面を混ぜていきたいです。

おまけ

ヒビノイロ_4
Satomimagaeさんは用事があり演奏後すぐ変えられたため、終了後その他のみなさんと。ナカコーさんが写しているのは会場にいた猫の写真。

『ヒビノイロ -ゆらめく光影、とけこむ音-』
 
■出演
Nyantora × ti-ti.uu
Satomimagae
 
■映像演出
水色デザイン
 
■フライヤーデザイン
三好愛
中北隆介
 
■音響
大場 傑
福田 新
Yukinori Koga
 
■撮影
井上ユリ
 
■企画
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