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優しいピアノに癒された[.que]のワンマン公演「星空ごこち2024 プラネタリウムライブ」イベントレポート

2024.03.20

2024年3月3日、「星空ごこち2024 プラネタリウムライブ」を開催しました。

今回は過去に2度出演し、いずれも大盛況だった[.que]さんのワンマン公演として実施。130名の定員に対し、400名以上の申込が集まる人気ぶりとなりました。

当日の様子を、写真と参加いただいた皆さんのツイートと共にレポートします。

開演前

新宿コズミックセンター

会場は例年通り、東新宿駅/西早稲田駅から徒歩3分ほどにある新宿コズミックセンター。公益財団法人新宿未来創造財団が運営する施設です。

ここ数年は本番が晴れになることが多く、この日もばっちり快晴!気持ちのいいお出かけ日和になりました。

様々な用途で市民に親しまれている
プラネタリウムは普段、教育目的で学校などに利用される

普段は教育目的で利用されているプラネタリウム。イベントには[.que]さんのファンに限らず、新宿区に住む家族連れやご年配の方も訪れます。

設営の様子

本番一ヶ月前にはセットリストを固め、楽曲ごとの星空演出を会場スタッフと考えます。そして当日直前にも最終リハーサルを実施。演出もですしPAやデザイン、受付に誘導など、本当に様々な方に支えられているイベントです。

開演時には、ドームにメインビジュアルや出演者の情報が投影されます。開演前から多くの人に並んで頂いたおかげで、珍しく時間通りにライブを始めることができました。

ライブ:[.que] 前半

いつもは前から出演者が入場しますが、[.que]さんの場合は会場後ろ・コンソール横から登場。明るい中のMCからスタート。

[.que]

ピアノソロから始まり、照明が暗くなっていき・・

3曲目「dark」のときは真っ暗へ。満点の星空が顔を見せ、落ち着いた気持ちになっていきます。

4曲目「glimmer」では林が投影。”スカイライン”と呼ばれる側面の演出も、楽曲に合わせて使用されます。

5曲目「sink」は、沈むイメージを海底で演出。青い照明に包まれます。

スカイラインで様々な場所の星空を堪能した後は、9曲目「warp」で宇宙空間へ。

前半の最後は「stargazer」。中盤からは流れ星も見られました。

星空解説

前半と後半の間には、10分ほどの星空解説があります。当日の新宿の星空や、季節の星座、そして星座にまつわる物語。1月に着陸した日本の月面探査機SLIMの話題もありました。

ライブ:[.que] 後半

後半は新宿の夜景から、ハーモニカの演奏でスタート。2曲目は春の風景と星空の中で、フィールドレコーディングされた音をバックにピアノ演奏。

星空解説で出てきた星座も、演出に使われていきます。4曲目「polaris」では、北極星ということでおおぐま座、こぐま座も登場。

最後は朝焼けへと向かう「hope」。ゆっくりと夜が明け、曲が終わる頃には薄い青の朝になっていました。

ライブ中ずっと暗かったこともあり、アンコールは明るい中で。たくさんの拍手の中、演奏が終わりました。

[.que] セットリスト

前半
01. opening
02. echo
03. dark
04. glimmer
05. sink
06. afterglow
07. magic hour
08. memoria
09. warp
10.stargazer

後半
01. no title
02. quiet
03. polaris
04. blue moment
05. by your side
06. piano solo
07. hope
en. nowhere

vlog

なんと[.que]さんに、イベントの裏側をvlog・動画レポートにして頂きました!

ドライブシーンから始まり、普段は見れない裏口やリハーサルの様子なども映っています。程よくBGMが付いていて流し見できるので、イベントの雰囲気をぜひ見てもらえると嬉しいです。

スタッフの声

PAの大場さん。ライブの音は前のスピーカーに加えて、ドームの天井からも降ってくるようになっています。座席でリクライニングした時に気持ちよく音に包まれるのは、音響チームのおかげなのです。

昨年の星空ごこちにお客さんとして参加いただき、今年はデザインを担当した菅野さん。溢れるプラネタリウム愛で、フライヤー、チケットにポスター、サイトなどイベントの世界観をばっちり作って頂きました。

参加者の声

そのほか、会場で記載くださったアンケート(一部抜粋)

・[.que]さんの音楽を星座の中できけて大満足です。
・[.que]さんの演奏とプラネタリウムが心地よくてコンセプトとバッチリでした。
・普段はなかなか見られない都心の夜空に重なる[.que]さんのやさしい音色で、上手くいかない毎日に嫌気がさしていた気持ちが解けた気がしました。
・電子だけでなく、ちゃんと生ピアノが入っていたことに感動。すごい。

・おまけの1曲ステキでした。

・[.que]さんの音とプラネタリウムの相性が抜群ですばらしかったです。
・大好きな星空、大好きな[.que]さんのライブということで、本当に楽しみにしていましたが、想像以上でした。大好きな曲が流れた瞬間に自然と涙が流れており、心から来て良かったなと思いました。
・途中のボランティアの方の解説も声のトーン、話し方などもとても素敵でした。
・星空解説を挟んだ二部構成になっていたのも寝落ち防止が効いていて面白かったです。内容もじっくり聞くと毒気のあるオリオン座の神話にも興味が湧きました。(アルテミスのお兄さん最低ですね…)
・心休まる音楽で満たされたプラネタリウムという非日常が最高でした。
・最高のここちでした。
・気持ちよくねむれました。目を開けたら星空が見えておちつきました。
・曲ごとに星空の下のイラスト(街や森など)やライトが変わり、雰囲気にあっていました。
・キャンセル待ちからの繰り上げ当選だったため、本当に運が良かったと思います。素敵な企画をありがとうございました。
・プラネタリウムも音楽も美しく、あっという間の90分でした!
・このために県外から参加したのですがとても素敵な時間になりました。
・もう一回.queさんのライブを見たいです。
・ぜびまた星空ごこちライブを開催してください!

感想

気づけば7年目。今年も無事に開催することができました。

今回は1公演だったので出演者をどうしようかな〜と考えたのですが、[.que]さんファンにプラネタリウムライブ再演の声が多いという話を聞き、ワンマン公演としてお願いすることにしました。

PAも演出スタッフもすっかり慣れているので、演奏面に特に心配はなし。新しい会場担当の方と細かくやりとりをしたり、去年の星空ごこちに参加して「デザインやりたい!」とメッセージを頂いた菅野さんにビジュアル周りをたくさん作ってもらったりしながら、イベント準備が進んでいきました。

毎回、真っ暗な空間で星空を見上げて演奏を聴くとき、あぁよかったなぁ、いい時間だぁ、と思います。音楽を居心地良く聴く体験をつくりたい、歌のない音楽を好きになって欲しい、というイベント企画の初心を思い出したりも。

いつもアンコールの途中で裏口から外に出て物販の準備をするのですが、nowhereのピアノがよかったので..最後まで聴いていました。いつも[.que]さんの音からは、あたたかい笑顔の記憶が思い起こされる気がします。会場全体が楽曲に身を委ねているような時間に、自分もすっかり入っていたような感覚でした。

ライブが持つ引力というか、ライブイベントでしか体験できないことって、ありますよね。日常のBGMとして寄り添うような音楽だからこそ、緊張したり身構えたりせず演奏を楽しめるといいなと思うし、プラネタリウムだったり読書だったり何かしながらでもいいなと思うし..。

あとは今回、料金が安いとはいえ多くの申し込みがあったことで、イベントの規模を考えるポジティブな要因にもなりました。200-300人規模のちょっとしたプチフェスみたいなもの、そろそろやりたいですよね。

ということで、今年度は0歳児育児へのコミットもありイベントは控えていたのですが、4月から無事に保育園ということで、秋くらいに何かできるよう考えていければと思います。よければ遊びに来て頂けると嬉しいです。スタッフ希望の方もいましたらぜひぜひ。

『星空ごこち 2024 プラネタリウムライブ』

■出演
[.que]

■デザイン
菅野友美

■音響
大場 傑、古閑幸紀

■企画
orange plus music

■撮影
orange plus music、いしまつひかる

■主催
公益財団法人新宿未来創造財団

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