
orange plus musicが2018年4月に聴いたおすすめ音楽をプレイリストで紹介。
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毎月更新していると、少しずつフォロワーが増えて嬉しいです。今月も5曲ピックアップして紹介します。
[.que]「accross the key」
カキモトナオによるソロプロジェクト。読み仮名は「きゅー」。大学生の頃、ネットレーベルを伝って好きになったフォークトロニカなアーティストです。
ギターやピアノを主軸としながらも、歌のあるロック音楽や、アンビエント・エレクトロニカなど表現は多彩。[.que]名義でもバンドセットでライブされることもあります。(最近、よりロックな名義Seatideもはじめられました)
プレイリストには4月にリリースされたEP「Sea Said」から、青森県の映像に書き下ろされた「across the sky」を選曲。ジャケットのような綺麗な海で、春めく風を感じるようなメロディが好きです。
5/13(日)には東京・清澄白河のホテル「LYURO」の1周年記念イベントでソロライブが予定されています。詳細はこちらから。
[.que]
HP:http://que-music.net/
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宮本菜津子「うたを歌えば」
MASS OF THE FERMENTING DREGSのベースボーカル。2017年に初のソロアルバム「なまみ」をリリースし、2018年にデジタル配信をスタート。ということで4月に出会い聴きました。
マスドレは大学生の頃好きだったバンドで、アルバム「ワールドイスユアーズ」をよく聴いていました。追いつけない勢い、でも気持ちいい、という感じの音楽。福岡の天神ビブレでのライブを観に行き、そこで買ったTシャツを今も着ています。
ソロ作品はマスドレでも感じた独特のリズム感がアコギで表現されつつも、素直な憂いや希望が歌われていて、現実に寄り添うような音楽に感じます。
「マスドレは最強の武器を持っているイメージがあるんですね。たとえるなら、『ドラゴンボール』のスーパーサイヤ人みたいな感じ(笑)。で、普通の黒髪の悟空がソロ。マスドレは私1人だけじゃないからマジックがあるけど、ソロはそのまま日常にある感じで。マスドレも日常の中にあるんでしょうけど、ライブの時はもう異次元で、そういう意味でバンドとソロは全然違う場所にあるんですよ。その意味も込めて『なまみ』というタイトルにしたんです」( MASS OF THE FERMENTING DREGSが 再始動後初の音源『スローモーションリプレイ』をリリース! 活動停止からこれまでの日々をじっくりと語った 宮本菜津子(vo&b)インタビュー)
プレイリストに選んだ「うたを歌えば」は、東日本大震災があった時に書かれた曲だそう。「願いをこめて うたを歌えば 少しは楽になれるかもしれん」という歌詞は、今もあたたかく寄り添う楽曲だなと思います。
アルバムにはnumber girlの「delayed brain」カバーや、Chomolungma Tomato「静寂と壁と闇」カバーも収録。原曲と比べると、展開やメロディなど宮本さんの唄が映えるようなアレンジで好きです。
宮本菜津子
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a picture of her「picnic-perfect」
4人組インストバンド。楽曲にストーリー性を感じるエモ/ポストロックなジャンル。透明感のあるアルペジオが、アルバムジャケットの海/水を思わせるような揺らぎで心地よいです。
クリーントーンのギター、小躍りするようなスネア/ハイハットなど、言わずもがなtoeが好きな人には好きな音色です。この「picnic-perfect」という曲で恋に落ちたのでぜひ聴いて欲しい。
a picture of her
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St.Vincent「Birth in Reverse」
ニューヨーク・ブルックリンを拠点に活動するアメリカの女性シンガーソングライター。コーチェラ・フェスティバルのYoutube放送で完全に虜になりました。ギターヒーロー、かっこいい。
プレイリストに選んだ「Birth in Reverse」のMVでもひたすらギターがかっこいい。宇宙で弾いてるみたい。彼女に影響を受けてギターを始める人も多そう。
St.Vincent
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Serph「feather (overdrive version)」
東京在住の男性によるソロ・プロジェクト。おとぎ話の中にいるような”ファンタジー”なエレクトロニカ音楽をつくる方。ジャケットを描かれているイラストレーター河野愛さんにもお会いしたことがあることから、音楽とイラストの両面で好きなアーティストです。
“ファンタジー”という表現は、最近のインタビューで自身でも語られていました。音色といいメロディといいファンタジー、なんですよね。
Serph「前作はちょっと実験的なことをしたので、今回は基本に立ち返るというか、自分らしさみたいなことを考えて作りました。やっぱり、現実で得られない気持ちというか、情景に飛ばしていきたくて、〈ファンタジー〉とかはキーワードかなって。なので、今回トラックの7~8割にリヴァーブとディレイがかかってて、モワモワした感じになってるんですけど、それもスコーンと異世界に飛ぶようなイメージですね」( Mikiki | Serph × 細美武士―ジャンルを越えてリスペクトし合う2人が語る、いま音楽家にできること)
上記の”今回”は新譜「Aerialist」のこと。デジタル配信されていないこともありまだ聴けていないので、プレイリストには、4/14に恵比寿リキッドルームで行われた「Serph 2nd Concert NEURAL MAGIC」で何度もモチーフとして使われていたこの曲を選曲しました。
ステージでも顔を見せない彼でしたが、リズムに乗ったり観客に元気に手を降る姿は斬新でしたw アンコール前ラストの映像ではフライヤーの動物たちが動いていて、音が粒になって、色んな生命をカラフルに創造している感じがしてよかったです。
Serph
noble:http://www.noble-label.net/artist/?ja&serph
Twitter:https://twitter.com/serph_info
他はSpotifyプレイリストにて
いつもの通りゆるい音楽や、アンビエント・エレクトロニカ路線の曲なども含めています。yutaka hirasakaさんのリリースもよかったですね。ぜひ聴いてみてください。