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2年目も盛況 300人が集った「星空ごこち2019 七夕プラネタリウムフェス」イベントレポート

2019.07.23

星空ごこち2019_七夕プラネタリウムフェス_サムネイル

2019年7月7日、七夕に「星空ごこち2019 七夕プラネタリウムフェス」を開催しました。
 
プラネタリウムで満点の星空を見上げながら、ピアノやアコースティックギター、優しい歌やエレクトロニカなどのライブに心落ち着くようなイベントです。
 
昨年に引き続き2回目の開催でしたが、昼夜2公演ともに満員御礼と大盛況で終えることができました。
 
当日の様子を、写真と参加いただいた皆さんのツイートと共にレポートします。(撮影:中島未来
星1_星空ごこち 2019 七夕プラネタリウムフェス
 

目次
開演前
公演①前半:[.que]
公演①後半:ti-ti.uu
公演②前半:yule
公演②後半:中川理沙
感想
おまけ

 

開演前

会場1_星空ごこち 2019 七夕プラネタリウムフェス
会場は、西早稲田駅から徒歩3分の新宿コズミックセンター。公益財団法人新宿未来創造財団が運営する施設です。
会場2_星空ごこち 2019 七夕プラネタリウムフェス
七夕なので1Fロビーには短冊が飾ってありました。
会場5_星空ごこち 2019 七夕プラネタリウムフェス
普段から星を学べるような番組上映や、クラシックやジャズを中心とした「星空コンサート」が開催されています。新宿区民を中心に、子供連れやカップル、お年寄りなど様々な方が訪れる場所です。
会場3_星空ごこち 2019 七夕プラネタリウムフェス
PAチームは昨年に引き続きNo.9 Orchestraでキーボードを弾く大場傑さんと、トイトロニカなユニットgockoの福田新さんコンビ。前日から設営をし、当日朝からもリハーサルをおこない準備万端!
星2_星空ごこち 2019 七夕プラネタリウムフェス
演出も入念に最終チェックを行います。
会場4_星空ごこち 2019 七夕プラネタリウムフェス
近づく開場時間。プラネタリウムがある8Fへ上がるエレベーターの天井には、既に星空が。
会場6_星空ごこち 2019 七夕プラネタリウムフェス
列に並び、チケットと引き換えます。公演①②、ともに定員140名は満員御礼。
会場7_星空ごこち 2019 七夕プラネタリウムフェス
ドームには場内案内が。いよいよ、開演です!
 

公演①前半:[.que]

星空ごこち2019_que_1_七夕プラネタリウムフェス
フォークトロニカアーティストの[.que]さんから。星空を見ながら、眠ってもいいしリラックスして聴いてねというMC。
星空ごこち2019_que_2_七夕プラネタリウムフェス
曲が始まり、満点の星空へ。エレクトロニカな楽曲がドームを優しく包み、早くも聴いている人たちは心地好さそう。
星空ごこち2019_que_3_七夕プラネタリウムフェス
「sink」では水の中をイメージして青の世界に。曲ごとに準備された演出により、どんどん楽曲に入り込んでいきます。
星空ごこち2019_que_4_七夕プラネタリウムフェス
途中ギターで演奏する姿も。sunsetでは夕暮れの風景が映し出されました。
星空ごこち2019_que_5_七夕プラネタリウムフェス
「hope」はアップライトピアノで演奏。途中に流れた流星群は、色んな人の笑顔が印象的なMVともどこかリンクして、星の瞬きを見つめながら、涙ぐむような気持ちになりました。
 

 

セットリスト
1.echo
2.dark
3.sink
4.blue moment(new)
5.sunset
6.piano solo
7.hope
8.good night

 

 

星空解説

星空解説_星空ごこち 2019 七夕プラネタリウムフェス
前半と後半の間には、会場ボランティアスタッフによる星空解説が行われました。夏の星座や神話についての知識を深める10分間。
 

 

公演①後半:ti-ti.uu

星空ごこち2019_ti-tiuu_1_七夕プラネタリウムフェス
暗闇の中はじまる後半。凛として時雨345さんと、なるけしんごさんのユニットti-ti.uu。
星3_星空ごこち 2019 七夕プラネタリウムフェス
静かに紡がれるアコースティックギターと天井から優しく降る声は、星のまたたきが聞こえるようなひとときでした。
星空ごこち2019_ti-tiuu_2_七夕プラネタリウムフェス
「帰り道」では月の演出。なるけさんのエレキギターによるノイズは、宇宙のざわめきのように感じました。
星空ごこち2019_ti-tiuu_3_七夕プラネタリウムフェス
「おわり」「夜の灯り」と、暗闇で聴覚が敏感になったことも影響しているのか、2本のギターの重なりがより立体的に、ちょっとした強弱も届くように感じました。
星空ごこち2019_ti-tiuu_4_七夕プラネタリウムフェス
最後は「朝」で朝焼けを迎える演出。
 

セットリスト
1.コーヒー
2.待つ間
3.ドア
4.ゆびさき
5.帰り道
6.おわり
7.夜の灯り
8.朝

 

 

公演②前半:yule

星空ごこち2019_yule_1_七夕プラネタリウムフェス
転換を挟んで再び開場。公演②はyuleからスタート。
星空ごこち2019_yule_2_七夕プラネタリウムフェス
夕方から夜へ。6人編成で、鉄琴やサンプラーなどたくさんの音が歌と混ざります。
星空ごこち2019_yule_3_七夕プラネタリウムフェス
普段はライブハウスで活動しているので、この日は各楽曲特別なアレンジでの演奏でした。
星空ごこち2019_yule_4_七夕プラネタリウムフェス
どこか遠い国へ旅に来ているような感覚に。羊の星座の代わりにヤギ座の登場。
星空ごこち2019_yule_5_七夕プラネタリウムフェス
最後の「羊が眠る頃」「ゴーストタウン」は特に大幅なアレンジ。激しさを取り除いた分、yuleが描きたい綺麗な風景や大切にしたい情緒が伝わってきたような気がしました。
 

セットリスト
1.hope.
2.starry song
3.楽隊と過客
4.it’s dark,outside
5.whenever
6.羊が眠る頃
7.ゴーストタウン

 

 

公演②後半:中川理沙

星空ごこち2019_nakagawa_1_七夕プラネタリウムフェス
この日の最後となるライブは、ザ・なつやすみバンドの中川理沙さん。ピアノと歌に最初から引き込まれます。
星空ごこち2019_nakagawa_3_七夕プラネタリウムフェス
星空の下で、物思いにふけったり、全部忘れたり、誰かに想いを馳せたり、自由に過ごしてねというMC。「みずうみ」では水をイメージした演出を。
星空ごこち2019_nakagawa_4_七夕プラネタリウムフェス
「8月の光」では夏をイメージさせる風景が登場。
星空ごこち2019_nakagawa_2_七夕プラネタリウムフェス
ギターを手に持ち歌ったフジファブリックの「若者の全て」は、まだ夏の始まりではあったけど、流星群の花火を見上げながら、何年経っても思い出してしまうなぁ、とそれぞれが夢の続きを星空に想ったのではと思います。
星空ごこち2019_nakagawa_5_七夕プラネタリウムフェス
暗くないと見えないものもある、というMCからの「黒い犬」ではこいぬ座が空に。この日の中川さんの星や空を交えたMCはとても素敵な言葉ばかりで、何だか犬が元気よく走り回っているように見えました。
 

 
アンコール前最後の「木漏れ日のうた」も、”一人旅を恐れるなよ。大事なものを忘れるなよ。心に音楽流れて”という歌詞が今の自分にとても心に響きました。
 

セットリスト
1.夜
2.みずうみ
3.外濠公園
4.8月の光(yojikとwanda カバー)
5.蛍
6.若者のすべて(フジファブリックカバー)
7.黒い犬
8.木漏れ日のうた

アンコール
9.星めぐりのうた

 

 

ほか、嬉しいコメント

 

感想

昨年よりも規模を大きくし、バンド編成など楽器も増えたなか暗闇の中での転換というチャレンジなことだらけでしたが、無事にトラブルなく時間通り進行できて安心しました。転換にご協力頂いた出演者やPAチームに本当に感謝です。
 
財団側にも去年は難しかったことを新しく許可頂いたり、最後まで繰り上げ当選の対応を粘って頂いたり、演出は昨年同様に素晴らしいプロ意識と共に向き合ってくださったりと、とにかく頭が上がりません。
 
イベントというものは色々と当日に事件が起こるもので、ライブ中に物音がしてしまったり、演出のタイミングが少しずれてしまったりなどあるんですが、でも逆に音と演出が完璧に合う瞬間があったり、嘘みたいに静かな時間を共有できたりと、その緊張感のある揺らぎの中でぴったり同じ感覚が充満した時はとても気持ちがよくて、その瞬間でしかない奇跡みたいなことが本当に起きるから最高だなと思います。
 
MCで出演者が楽しんでくれている様子が伝わってきたことも嬉しかったです。何となくですが、リハや当日の本番以外の時間でどんな空気を関係者の間で作るかが、本番の時間に出る気がしています。怒ったりせず、笑わせたり、点を繋ぐような会話をしたり、無音でなくBGM流したり、とりあえず長丁場だしチョコ配ったり・・ということがぼんやり自分の役割な気がして意識するんですが、そういう動きって実はちゃんと意味があるんじゃないか、と感覚的に思っています。
 
もちろん、僕自身はおしゃべり上手でもないし、全ては各関係者がちゃんと「星空ごこち」をただのイベントじゃなくて「星空ごこち」として想ってくれたからだと思っていて、それが複雑に重なったからこの日だけの体験に感じることができたのかなと思います。
 
もともと、普段マス的な陽が当たらないようなジャンルの音楽が自分は好きで、その音楽の良さを綺麗な風景や身近な場所の力を借りながら伝えることができればと思ってプラネラリウムなどで企画をしているのですが、この日も地元のおじいちゃんおばあちゃんがいらしてくださったり、子供を連れた家族もいたり、初めて見た出演者を好きだと思ってくれた人がいたりと、来場してくださった人に何か少しは届いたのかなぁと思っています。
 

 
まだまだ頻度も規模も大きくして、もっと影響力を付けたいと思っていたり、一緒に関わってくださっている人にもっと返したいと思っていたり。やっていることに意味がある、と言ってくださる人もいて、そうかもと客観的にも思えてきたので、気負いすぎずまた引き続き色々企画していきます。
 
また来年も「星空ごこち」をお楽しみに。「星空ごこち」に限らず一緒にイベント手伝ってくださる人もゆるく募集しています。
 

おまけ

星空ごこち2019_集合写真_七夕プラネタリウムフェス
出演者の皆さん、PAチームと記念写真。
 

『星空ごこち2019 七夕プラネタリウムフェス』
 
■出演
[.que]
ti-ti.uu
yule
中川理沙
 
■フライヤーデザイン
水元さきの
横井ももよ
 
■音響
大場 傑
福田 新
 
■撮影
中島未来
 
■企画
orange plus music
 
■主催
公益財団法人新宿未来創造財団

 
最後_宇宙_星空ごこち 2019 七夕プラネタリウムフェス

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