この記事は、音楽イベントを自分で開催したい!と思っている方へ向けて、大まかな流れの紹介と、より魅力的なイベントを実現するためのポイントについて書いた連載記事です。
新型コロナウイルスの感染拡大により、音楽イベントの数は減ってしまいました。それでも、音楽は心に光を届けてくれるもの。
プラネタリウムやゲストハウスなどで、最大150名規模の音楽イベント企画を開催してきた立場から、今後も小さくてもあたたかい音楽の場・文化の灯が続いていくことを願って、イベントづくりで経験してきたことを記事にまとめて発信することにしました。
全部で9記事あり、今見ている記事は7記事目です。各記事に書いている内容や、どんな人が書いているかは1記事目に書いています。(1記事目:音楽イベント企画の手引き書。個人で初めて企画したい方へ)
イベントが終わったら
大変なイベントが終わり、ほっとする気持ちの中、企画者は最後まで対応をしなくてはいけません。
まず、当日何かトラブルがなかったかを振り返りましょう。来場者の感想、会場に届いた声などから、すぐに対応すべきことがあるかを確認します。特にトラブルがない場合でも、運営を振り返ることで反省点を見つけることができ、次回への改善に繋げることができます。
次に、忘れてはならないのが支払い周りの対応です。最終的な集客人数、売上を集計し、イベントとしての収支を整理しましょう。お金周りの詳しい話は次の記事でも書きます。
金額の整理が決まったら、関係者に連絡し、請求書の依頼をしましょう。この時、当たり前ですが「超感謝をする」ことを忘れずに!楽しいイベントになったのは皆さんのおかげ。言葉にして、きちんと伝えましょう。
事後PR
PRの記事では主に告知時のPRについて書きましたが、企画者ができるPRは、イベント後もあります。イベントに来れなかった人へ向けて、レポートや写真でイベントの魅力を発信しましょう。
イベントレポートの例(清澄白河の古民家でまったり読書BGMライブ「Music For The Story」イベントレポート)
カメラマンに依頼したほうがもちろん写真は綺麗ですが、大切なのはイベントの存在を記録すること。スマホで撮った写真で、企画者自身の感想をまとめるだけでも立派なレポートになります。自分のサイトを持っていない方はnoteでもよいでしょう。
イベント関連の写真は発信する前に必ず出演者に確認し、アーティストイメージ的にNGがないかを確認しましょう。クレジットを載せる場合は、会場や関係者など、関わった方全員を載せるようにしましょう。
レポートにお客さんの感想ツイートを探して貼ると、様々な視点でイベントの魅力が伝えられます。また、写真のみならず映像でライブ演奏を撮影すると、演奏や雰囲気を記録できておすすめです。
その他の記事について
次は、⑦音楽イベントで悩むお金の話。チケット料金や謝礼、決済ツールについて紹介します。
その他の記事についても、以下のリンクから閲覧いただけます。
⓪音楽イベント企画の手引き書。個人で初めて企画したい方へ
①音楽イベント企画にはコンセプトが大事!より魅力的にする発想法
②音楽イベントを一緒に形づくる出演者・会場・スタッフへのオファー方法
③音楽イベントの告知ビジュアル制作方法。フライヤーは第一印象を決める
④音楽イベントのPR施策まとめ。無料でできるプレスリリース作成方法
⑤音楽イベントで当日来場者の体験をより深める運営方法
⑥音楽イベント後に行うPRや事務対応について
⑦音楽イベントで悩むお金の話。チケット料金や謝礼、決済ツール
⑧オンラインで魅力的な音楽イベントを企画するコツ
プラネタリウムライブ『星空ごこち』の様子。これまでに4度開催。投影する星空演出は、毎回事前リハーサルで会場スタッフと打ち合わせを行い、出演者が演奏する楽曲に合わせてタイミングや内容を準備している。
※ご意見や質問などありましたら info[@]orangeplus.me までどうぞ!