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ゲストハウスでのエレクトロニカ音楽×映像演出ライブ「タビノエ – きこえる音、うかぶ風景 -」を企画しました

2018.12.08

タビノエ - きこえる音、うかぶ風景 -

2018年10月7日に「タビノエ – きこえる音、うかぶ風景 -」を開催しました。
 

やったこと

・企画(コンセプト策定、ブッキング、会場選びなど全て)
・フライヤー制作(デザイナーへ依頼)
・webサイト制作
・映像演出(映像担当に依頼)
・撮影(カメラマンへ依頼)
・オリジナルドリンク作成(会場に依頼)
・PR(プレスリリース送付によるメディア掲載、フライヤー配布、SNSでの告知など)
・polcaでフレンドファンディング
・その他:PA・映像担当と設営、また照明・BGM・空調管理、機材レンタル、タイムテーブル作成などなど
 

コンセプト

関西で活動している北欧エレクトロニカバンドTINÖRKSに「東京でライブしませんか?」をお声がけをしたのがイベントのきっかけでした。
 
TINÖRKSに東京まで来ていただき、「会場はNui.がよさそう」と話したあとに、コンセプトを考える段階へ。「他と被らない」「行きたくなる」かつ「自分が企画する意味がある」コンセプトを考えた結果、「落ち着いた音楽×綺麗な風景」の延長線として、旅の風景を映像で演出するアイディアに行き着きました。
タビノエ - きこえる音、うかぶ風景 -
イベント資料をつくり、会場への提案時や、出演者へのブッキングの時、またPAや映像の方への依頼の時にお渡ししました。
タビノエ - きこえる音、うかぶ風景 -
タビノエ - きこえる音、うかぶ風景 -
資料のコンセプト文章は、そのままwebサイトやフライヤーの文章にもなります。最初にがっちりコンセプトを作ると、制作やPRの進行もスムーズになりますし、関係者と世界観の共通認識が持ちやすいため、コンセプトを固める段階に時間をかけました。
 

クリエイティブディレクション

フライヤーはこちら。デザインはLYURO1周年パーティの時にお会いした写真家、林田さんに作成いただきました。
タビノエ - きこえる音、うかぶ風景 -
タビノエ - きこえる音、うかぶ風景 -
 
「風景写真がメインのデザインにしたい」と決めていたので、林田さんに依頼できることになった時は運命を感じました。
 
写真はかなりこだわって選びました。林田さんは淡いトーンの「外国に見える、日本の風景」をたくさん撮られており、もちろんどれも素敵な写真なのですが、「没入するために、人が直接的に映らない方がいい」「場所や季節がしっかり分からない方が、想像の余白があってよい」など、イベントの世界観を一番出せるようなルールを複数決めて選定していきました。
 
タビノエ
 
サイズは林田さんに提案いただいた大判ハガキのサイズ。少し厚みのある上質紙で印刷し、ゆったりとした余白も混じえて絵葉書のような上品さになりました。
 
このフライヤーのデザイントーンは特設webサイトにも踏襲。林田さんの写真を更に複数使わせていただき、写真によりイベントのコンセプトがより想像できるようなサイトになりました。
tabinoe-wdc-blogpart
デザインはAdobeXDを使い自分で制作し、コーディングも一人でおこないました。
 
レイアウトは、写真を魅力的に見せるためにゆったり余白を持たせています。1st Viewのメイン写真には、PCではふわっとズーム、SPでは横移動で旅を感じさせるアニメーションを施しました。
 
写真のトーンと合わせて背景に空・水を感じる淡いグラデーションをつけたり、イベント名の明朝体を適宜使ってアクセントにするなど、細かい部分までこだわりました。コーディング的には、すべてjQueyを使わずjsで書き、ページを軽量化しています。
 
結果、ありがたいことにWeb Design Clip、straightline bookmark、MUSIC WEB CLIPSなど多くのデザインギャラリーサイトに掲載いただきました。初めての経験でしたが、嬉しかったです。
tabinoie-wdc-blog
※詳細:「Web Design Clip」など複数のギャラリーサイトに制作したサイト「タビノエ – きこえる音、うかぶ風景 -」が掲載されました
 

映像演出


 
ゆらゆら揺れるカーテンに映像を投影する様子が、有機的で、風や波の動きをより生に感じさせてくれると思い、水色デザインさんにオファーさせて頂きました。
 
映像の中身は水色デザインさんにお任せしました。音楽の趣味や考え方の波長が合う方というのもあり、イベントの方向性に合う・合わないの話がとてもスムーズでした。
 
映像には林田さんの写真もコラボレーションしています。いつも見ている風景を近くまで寄って、”異界”を見出す水色デザインさんの映像と、世界のどこかの風景を切り出す林田さんの写真を交互に見ることで、色々な場所へ旅をして、その場所の風や光などの気づきを感じるというストーリーを感じることができました。
 
イベント全体としても、オープニングには「これから旅が始まる」という意味で船を映したり、エンディングには「まだ旅はきっと続く」という意味で道を移すなどの構成をつくりました。
 
それにしても、水の入ったグラスで投影機から出る光を屈折させたり、レインボーのオーロラを作り出す水色デザインさんの腕とセンスには感服でした。
 

 

オリジナルドリンク

オリジナルドリンクも直前にNui.につくっていただきました。

エルダーフラワーを使ったスウェーディン色の「The Northern Breeze」と、秋をイメージしたオレンジ味の「Fall Colors」。どちらも飲みやすく、美味しかったです。
 
いつもと違うちょっと特別な飲み物も、きっと旅の気配を感じるものになったと思います。
 

PR結果/集客

webメディア掲載は結果的に8つ。友人知人に掲載していただいたり、Twitterでの呼びかけで掲載してくださったり、CINRAイベントページに掲載してもらったりと、多くの人の優しさを感じました。
 
※詳細:風景を感じるエレクトロニカ音楽と映像演出のライブ「タビノエ」を蔵前のゲストハウスNui.で開催の記事終わりの方に一覧あり
 
フライヤーは、これまでで一番多く配布しました。Nui.はもちろん、CITAN、gift_lab、リトルトーキョー、フカダソウカフェ、LYURO、下北沢の美容院vi-droなどなど、近くのエリアやカルチャー関連の場所に配布しました。
 
集客は結果的に81名。80名キャパだったので、会場は立ち見が出るほどの満員でした。実は本番2週間前まで予約が30人くらいでヒヤヒヤしていたのですが、直前でぐんぐん伸びてとても嬉しかったです。
 
最後までSNSなどでも地道にPRしたかいがあったかな・・と思います。いいねやRTしてくださった方々の気持ち一つ一つの積み重ねだと思っていて、とてもありがたいです。
 
会場内は転換中もおしゃべりで賑やかでした。友人と来ている人も多かったみたいです。
 
収支的にも、無事に赤字にはなりませんでした。途中、polcaでも1万円寄付いただきまして、応援してくだった一人一人の優しさにとても感謝しています。
 

イベントレポート

当日の様子はこちらからご覧ください。カメラマン清水舞さんに撮影いただいた写真をたくさん掲載しています。
 
満員のNuiでエレクトロニカ音楽と旅した夜「タビノエ – きこえる音、うかぶ風景 -」イベントレポート
 

イベント詳細

風景を感じるエレクトロニカ音楽と映像演出のライブ「タビノエ」を蔵前のゲストハウスNui.で開催

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