
音楽イベントを事前に盛り上げる施策の一つに「出演者のおすすめ楽曲をプレイリストにして公開する」があります。
この記事では、プレイリストを作るメリットや具体例を紹介します。
プレイリストとは?
プレイリストとは、音楽ストリーミングサービス上でつくることができる、複数の楽曲のまとまりです。自分でプレイリスト名を決めて、特定の切り口で楽曲を集めることができます。
ストリーミングサービスは複数ありますが、Spotifyが作りやすく、無料でも楽しめるのでおすすめです。Apple MusicやLINE Muiscなど、自分が慣れているサービスで作ってもよいでしょう。
曲数は特に制限がなく、20曲以上・1時間を超えるプレイリストになることも珍しくありません。高い自由度で好きな楽曲を紹介することができるツールなのです。
プレイリストをつくるメリットは?
音楽イベントにおいて、プレイリストをつくるメリットは以下です。
- イベント参加を検討している人が、プレイリストを通して出演者の楽曲に興味を持つことができる
- イベント参加を決めた人が、プレイリストで出演者を予習できる
- 企画者のおすすめ楽曲をプレイリストにまとめて公開できる
- プレイリストで楽曲が再生されると、出演者に再生収益が還元される
複数のアーティストが出演するイベントの場合、イベントの参加を検討している人が、全ての出演アーティストを知っているとは限りません。そんな時、プレイリストがあると楽曲を簡単に聴くことができ、イベントの参加に繋がるかもしれません。
また、企画者としては「この出演者は、この曲が好きなんだよ!」という推し曲があるでしょう。初めて出演者を知った人にまず聴いてほしい楽曲リストを、プレイリストとして紹介することができるのです。
プレイリストはURLで共有できるほか、Webサイトに埋め込むこともできます。

具体例を紹介!
大型フェスなどでも出演者プレイリストが公開されていますが、ここでは筆者が企画イベントで実際につくったプレイリストを紹介します。
Reading Books – Music For The Story II – 読書BGM
オンライン読書BGMライブ『Music For The Story II』を開催した時に作成したプレイリストです。
15組の出演者の楽曲を2曲ずつ選び、30曲のプレイリストにしています。読書をしながらBGMとしてライブ演奏を楽しむ企画だったことから、プレイリスト自体も読書BGMになれることを意識したタイトル付け・選曲になっています。
Starry Music – 星空ごこち
プラネタリウムライブ『星空ごこち 2023』を開催した時に作成したプレイリストです。
4組の出演者の楽曲を5曲ずつ選び、20曲のプレイリストにしています。Web予約者へ当選通知メールを送る時に、出演者の予習用としてプレイリストのURLも一緒に送りました。
イベントにプレイリストを活用しよう!
この記事では、出演者のおすすめ楽曲をプレイリストにして公開することについて紹介しました。
プレイリストは、イベント後にセットリストを公開するという方法でも活用できます。自分のイベントで、プレイリストを活用していきましょう!
About
このブログ『音楽イベントの作り方』は、音楽イベント企画『orange plus music』が日々執筆しています。自分の好きな「穏やかな音楽」を好きになって欲しいという思いで、2018年よりプラネタリウム・ゲストハウス・演芸場・重要文化財など様々な場所でライブイベントを開催。また本業では会社員としてデジタルマーケティングやクリエイティブ制作の広告代理業にディレクターポジションで関わっています。音楽の場が継続していくために、自らイベントを企画する人が増えることを願って、企画段階から告知、準備、運営、事後まで含めた音楽イベントづくりの豆知識を記事で発信しています。