プラネタリウムライブでは、様々な星空演出を楽しむことができます。
この記事では、筆者が企画したプラネタリウムライブ『星空ごこち』を例に、どのような星空演出があるか紹介します。
星空
最もシンプルな演出が、星空の投影です。いくつかパターンを紹介します。
回転
プラネタリウムの天球を回転させることで、星の動きを演出することができます。
右回り・左回りもあれば、上へ湧き上がる・下へ降る動きもあります。また、回転する速さも調整できるので、楽曲のテンポに合わせることができます。
満点(暗闇)
明るさを一番暗くし、全ての星を点灯することで、満点の星空を演出できます。
ライブの冒頭や、星空に浸りたいロマンチックなタイミングで使うことが多いです。うっすら点滅させてもよいでしょう。
星座
季節の星座や、楽曲に関連した星座を投影することができます。
スカイライン(風景画)
星空ではない風景の映像を投影することができるプラネタリウムも多いです。
『星空ごこち』の場合は、下側を一周するように投影でき、スカイラインと呼んでいます。10を超える種類があるため、ここでは数を絞って紹介します。
夕暮れ
よく使われるのが夕暮れです。オレンジ色に染まる山や湖、そしてうっすら見える雲。だんだんと日が暮れていく流れを演出できます。
都会
『星空ごこち』の会場である「新宿コズミックセンター」から空を見上げた時の、都会の街並みを投影できます。
宇宙からの地球
来場者が宇宙に浮かんでると感じるような、大きな地球の画像を投影できます、
ホリゾン
“ホリゾン”と呼んでいますが、白く霧がかったような美しい演出を行うことができます。
惑星
宇宙にある惑星も投影できます。ここでは数を絞って紹介します。
月
最も多く登場するのが月です。楽曲の世界観に合わせて、月のサイズを自由に変化させています。
木星
宇宙に佇む木星は、穏やかで厳かな雰囲気を持っています。
オーロラ
ゆらゆらと揺れるオーロラ演出は、天球の端から端へと時間をかけて移動していきます。
流れ星
写真におさめることが難しいのですが、流星群の演出ができます。ライブの後半、楽曲の中で一番盛り上がる時に流すことが多いです。
照明
星空を投影せず、照明によって演出することもできます。一例を紹介します。
緑
落ち着いた深緑のような色は、だんだんと暗くなり夜へ向かう前の色として活躍します。
朝焼け
ライブの最後、朝焼けから朝へと明けて終わることが多いです。ドームの左側からだんだんと赤くなっていき、最後は青い朝の空へと変わります。
明るさのみの調整
プラネタリウムライブはアーティストの表情が見えづらいことから、アンコールなどは明るい演出の中で行うことが多いです。
プラネタリウムライブをやろう!
他にもイベント企画に関する記事を書いています。少しでも参考なれば幸いです!
About
このブログ『音楽イベントの作り方』は、音楽イベント企画『orange plus music』が日々執筆しています。自分の好きな「穏やかな音楽」を好きになって欲しいという思いで、2018年よりプラネタリウム・ゲストハウス・演芸場・重要文化財など様々な場所でライブイベントを開催。また本業では会社員としてデジタルマーケティングやクリエイティブ制作の広告代理業にディレクターポジションで関わっています。音楽の場が継続していくために、自らイベントを企画する人が増えることを願って、企画段階から告知、準備、運営、事後まで含めた音楽イベントづくりの豆知識を記事で発信しています。