
プラネタリウムライブでは、様々な星空演出を楽しむことができます。
この記事では、筆者が企画したプラネタリウムライブ『星空ごこち』を例に、星空演出を考えるポイントについて紹介します。
全ての演出を知る
実施できる演出を全て知りましょう。会場で行われるライブに参加したり、演出リストを共有頂いたり、演出すり合わせの時間をもらって実際に見て確認しましょう。
楽曲の理解を深める
当日演奏頂くセットリストや演奏方法(セット図)を出演者から頂いた上で、各楽曲についての情報を多く集めましょう。
楽曲のテーマや歌詞、シチュエーション、季節や風景。また音楽的なトーンやテンポ、音色。インタビューやSNSでの投稿を検索したり、出演者に聞いたり、自分の耳で感じたことから想像しましょう。
暗さを楽しむ
プラネタリウムライブにある特別感のひとつは、暗さです。
真っ暗にする時間をつくり、星の瞬きを楽しめる瞬間を演出しましょう。また、ライブ中は不必要に明るくせず、暗い時間を多くすることで、よりイベントに没入させることができます。

細かく・具体的に想像する
演出は、可能な限り細かい部分まで想像しましょう。
- 夕暮れから始まり、4分かけて日が暮れていき、曲が終わる直前くらいから満点の星空を投影
- 2番のサビ・3分40秒頃から流れ星
- MCのあと、●●という台詞で次の曲を始めるので、その時に照明の色を変更
ライブなので時間はずれる可能性はもちろんありますが、おおまかに決めておくと現場で調整ができます。時間やタイミング、合図などを可能な限り細かく具体的に決めておきましょう。

全体のバランスを考える
楽曲ごとの演出を一度整理した後に、全体のバランスを整理しましょう。ライブには流れがあります。また、同じライブの中で何度も同じ演出を使うと飽きてしまいます。
出演者や楽曲の良さを引き出せるように、バランスよく演出を配置しましょう。場合によってはセットリストの演奏曲順の変更をアーティストに相談してもよいでしょう。
プラネタリウムライブをやろう!
他にもイベント企画に関する記事を書いています。少しでも参考なれば幸いです!
About
このブログ『音楽イベントの作り方』は、音楽イベント企画『orange plus music』が日々執筆しています。自分の好きな「穏やかな音楽」を好きになって欲しいという思いで、2018年よりプラネタリウム・ゲストハウス・演芸場・重要文化財など様々な場所でライブイベントを開催。また本業では会社員としてデジタルマーケティングやクリエイティブ制作の広告代理業にディレクターポジションで関わっています。音楽の場が継続していくために、自らイベントを企画する人が増えることを願って、企画段階から告知、準備、運営、事後まで含めた音楽イベントづくりの豆知識を記事で発信しています。