音楽イベントの作り方

〜初めてDIYで企画する人向けのノウハウまとめ〜

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このブログ『音楽イベントの作り方』は、音楽イベント企画『orange plus music』が日々執筆しています。自分の好きな「穏やかな音楽」を好きになって欲しいという思いで、2018年よりプラネタリウム・ゲストハウス・演芸場・重要文化財など様々な場所でライブイベントを開催。また本業では会社員としてデジタルマーケティングやクリエイティブ制作の広告代理業にディレクターポジションで関わっています。音楽の場が継続していくために、自らイベントを企画する人が増えることを願って、企画段階から告知、準備、運営、事後まで含めた音楽イベントづくりの豆知識を記事で発信しています。

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音楽イベントでピアノを調律する時の確認事項。基準音や調律タイミング、移動有無など

2023.03.13

音楽イベントでピアノを調律する時の確認事項。基準音や調律タイミング、移動有無など

音楽イベントで会場にあるピアノを利用するとき、事前に調律することが多いでしょう。

この記事では、イベント企画者がピアノ調律について何を確認すればよいかを紹介します。

前提:調律は必要

「調律」は、正しい音を出す状態に弦の張力を調整すること。ピアノも楽器なので、使っているとどんどん音がずれていきます。

ギターだと自分でチューニングできますが、ピアノの場合は鍵盤の数だけ音を合わせる必要があることから、専門の「調律師」が音を整えます。

調律師は、会場の響きや、置く場所、弾かれ方や湿度など様々な要素からピアノの状況を分析し、更には依頼者の音のイメージに寄り添って音を整えていきます。

小説「羊と鋼の森」では、調律師の仕事や心境が豊かな言葉遣いで綴られていて、調律について詳しく知ることができます。ぜひ読んでみてください。

いつ調律をするか

ライブの時に音が整っている状態にしたいことから、調律はライブ直前に行うとよいでしょう。

しっかり調律されたピアノは弾きやすく、いい音が響くものです

しかし、調律には時間がかかります。全ての鍵盤の音バランスを整えるので、少なくとも2時間は見積もっておくとよいでしょう。

調律をしている時は、音をしっかり聴き分けるため、周りは静かにしておく必要があります。イベント当日に調律する場合は、1時間余裕を持って設営開始の3時間前には調律を開始するスケジュールを組みましょう。

どの基準音に合わせるか

調律をするとき、中央の「ラ」の音が「基準音」として軸になります。この基準音には「440Hz」「441Hz」「442Hz」など複数の選択肢があります。

1ずつの違いですが、調整する音が異なるため、響きや印象が少し変わってきます。企画者としては、出演者に希望のHzを確認し、Hzを指定して調律を依頼するようにしましょう。

会場が普段調律している基準音と、出演者が希望する基準音が違う場合もあります

ピアノを移動するか

ピアノを移動すると、振動により音がずれてしまいます。ライブをする場所にピアノを移動したあとに、調律するようにしましょう。

キャスターがないピアノなど移動が難しい場合は、ピアノ移動業者に有償で依頼するという方法もあります。設営や調律、撤収に間に合うように、ピアノ移動のスケジュールを組みましょう。

『ひかりの感触』では、敷地内でピアノ移動を依頼した

調律費用

調律は専門スキルであることから、調律師への依頼はお金がかかります。

ピアノの状態は長い目で見て調整することが多いことから、会場専属の調律師がいることも多いでしょう。費用を確認し、予算を確保しましょう。

イベント前はピアノを調律しよう!

他にもイベント企画に関する記事を書いています。少しでも参考なれば幸いです!

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