
2018年7月7日、七夕の夜に「星空ごこち 七夕プラネタリウムライブ」を開催しました。
プラネタリウムに映る満点の星空を見ながら、ピアノとアコースティックギターの落ち着いた音楽を聴くことができるイベントです。
当日の様子を写真と共にレポートします。
開演前のリハーサル
会場は、西早稲田駅から徒歩3分の新宿コズミックセンター。公益財団法人新宿未来創造財団が運営する施設で、8階にプラネタリウムがあります。
ジャズやクラシックを中心とした「星空コンサート」が年中開催されており、子供からお年寄りまで様々な方が訪れる場所です。
関係者はお昼からリハーサル。既にいい景色です。会場スタッフと準備を進めていき、予定通り18時からライブがはじまりました。
第一部:paniyolo + 中村大史
はじまりは夕焼けから。paniyoloさんのオリジナル曲「空」が演奏されるなか、既にリラックスムードの会場内。
だんだん日が暮れていき、星が見え始めます。
中盤は「たなばたさま」「見上げてごらん夜の星を」などのコピー曲。満点の星が回るなか、心地よいアコースティックギターの音がゆっくり流れます。
暗い室内での撮影だったため、光をとらえるために数秒かけて1枚の写真を撮影。星が動いていると、夜空に線が入ったような絵になります。
宮沢賢治の「星めぐりのうた」と、オリジナル曲「オリオン」では中村さんの優しい唄がドームを包みます。
最後はうっすら新宿の夜景が見えるなか、オリジナル曲「これからの話」で前半を終えました。
セットリスト
1. 空(paniyolo オリジナル曲)
2. たなばたさま(童謡 カバー)
3. 見上げてごらん夜の星を(坂本九 カバー)
4. 星に祈りを(ザ・ブロード・サイド・フォー カバー)
5. 星めぐりのうた(宮沢賢治 カバー)
6. オリオン(中村大史 オリジナル曲)
7. 星に願いを(ディズニー カバー)
8. これからの話(paniyolo オリジナル曲)
星空解説
第一部と第二部の間には、会場ボランティアスタッフによる星空解説が行われました。夏の星座や神話についての知識を深める10分間。写真は「星空ごこち」のフライヤーにも出てくる夏の大三角形です。
第二部:zmi(ゲスト:daisuke miyatani、Yoshinori Takezawa、Lee)
星空解説が終わり、zmiさんが入場して第二部のはじまり。
「雨の踊り子」は七夕バージョンで、ギターのゲスト2人をお迎えしての演奏。心地よいピアノに身を委ねながら、暗闇に満点の星空が輝く時間でした。
左から、daisuke miyataniさんとYoshinori Takezawaさん。それぞれソロで音楽を作られている方です。
旅に行った時にできた曲という「太陽と星」では太鼓を持ったゲストが登場。
「tomtom」ではピアノを弾きながら、やわらかく歌を乗せました。
セットリスト
1. 四月雨
2. 故郷
3. 流れ
4. うたかた
5. a little girl
6. 雨の踊り子(七夕バージョン)
7. 太陽と星
8. tomtom
9. tewadaa
アンコール
アンコールはpaniyoloさん、中村大史さん、zmiさんによる演奏。「お帰り」と、即興演の2曲を披露。演奏後、paniyoloさんのMCでイベントが締めくくられました。
参加者の声
7/7 七夕プラネタリウムライブ「星空ごこち」に行ってきましたよ。石松君が0から完成させた企画は、音楽×プラネタリウムの世界観が合わさって、心安らぐ素晴らしい空間でした。すごいな〜。イラストは私の奥さん作で評判もとてもいいみたいで合わせて嬉しいです。#星空ごこち #新宿コズミックセンター pic.twitter.com/VwkJcclIuN
— MONOKANN (@Kazuma_Hattori) July 8, 2018
七夕の今日はプラネタリウムライブ「星空ごこち」でした。
paniyoloさん、中村大史さんの穏やかで心地よいギターと、zmiさんの躍動感ある叙情的なピアノ
プラネタリウムの満点の星空を見上げながら、本当に「星空ごこち」が味わえる素敵な時間が流れました。#星空ごこち #新宿コズミックセンター pic.twitter.com/wGMaBqKxnw— shino. (@hako_hani) July 7, 2018
友達が主催したプラネタリウムライブへ。#星空ごこち
星空に囲まれて聴く音楽には想像以上に癒された。旅の日々を思い出した。いつもひたすら何か考えてるけど頭の中を無にする時間ができてよかったです。
プラネタリウムと音楽と七夕を掛け合わせようと考えたアイデアに脱帽! pic.twitter.com/IT0Phs4lhj
— 約束を守る男 ヨシキ (@yossypon) July 7, 2018
昨日は七夕ライブ“星空ごこち”を聴きに新宿コズミックセンタープラネタリウムへ。
まさに星空ごこち。
そっと癒される音楽とプラネタリウムの星々。
うとうとゆったりした時間が心地よかったです。#新宿コズミックセンター#paniyolo #中村大史#zmi pic.twitter.com/Oo7pLOaDAT— かわぐちシンゴ (@Shingo_music) July 8, 2018
感想の前に、企画した背景について
大学を出て「音楽を広める」ことがやりたくて広告代理店に行き、広める手法だけでなく伝えるクリエイティブ(言葉/デザイン)も大事だと思い制作ディレクターに転職。そして、webだけでなくリアルの場の方が伝えられることがあると思い、今年に入って個人でイベント企画を始めました。
エレクトロニカやアンビエント、アコースティックなどの自分の好きな落ち着いた音楽は、どちらかというとマイナーなジャンル。もっと日常的に聴くような文化を作れないか?と思った時に、まずはそういう音楽があるんだという気づきや、好きになってもらう瞬間をつくる必要があると思いました。
落ち着いた音楽にある「リラックスできること」や「考えを深められること」などの魅力。例えば綺麗な風景やリラックスできる場所でライブを聴けたら、その魅力を感じるのではないか?
そういうことを考えながら行き着いたのが、「プラネタリウムでのライブ」でした。
東京でいくつか会場を比較した時に、大規模で最先端の機器によって投影されるような会場よりも、小規模で昔ながらの一体感がありつつ老若男女が参加できる新宿コズミックセンターの雰囲気に惹かれました。
出演者も一つの楽器で音を大切に奏でられる方がいいなと思い、paniyoloさん、zmiさんに依頼させていただきました。お二方が以前ライブでコラボレーションされていたのを実際に観ていたというのもあります。
日付は会場に相談して、7月7日、それも土曜という特別な夜をいただきました。「七夕の夜(祝日)、新宿の小さなプラネタリウムでアコースティックギターとピアノのライブイベントをやります」というだけでロマンを感じさせることができて、例え出演者を知らなくても来てくれるようなイベントにできたと思います。
フライヤー・web・PR・演出なども、会場側に「これが今回のイベントにとって・お客さんにとって必要なんです!」と相談し、様々なわがままを許可いただいて実現したものでした。
決済フローは少しお手間でしたが、全てにおいてこだわって決めていったイベントでした。
イベント当日の感想
7ヶ月ほど準備を進めてきた「星空ごこち」は、結果的にほぼ満員御礼。来場者アンケートも高得点で、特別な夜をつくることができてよかったです。
子供が星座や星を指差す瞬間にうるるときたり、満点の星空の下の「星に願いを」や、フライヤーにも描かれた夏の正座が現れた「a littile girl」などで胸がじんとしたりしました。
paniyoloさんが最後のMCで話してくれた「星空を見上げたときに僕らみたいな音楽を少しでも思い出してくれたら」という言葉が、実にこのイベントで言いたいことだったと思います。
ご来場いただいたみなさま、そして関わってくださったみなさま、応援してくださったみなさま。本当にありがとうございました。
思い返すと、自分のほんの小さなやりたい!から、どんどん協力してくださる人は増えて、とてもありがたい気持ちでした。
このビジュアルがなかったらイベントの良さを絶対に伝えらなかった!と今でも思うほど、素敵なデザインを作成いただいた服部しのぶさん。他の方だったら天から降るような音響を実現できていなかったかもしれない!と思うPA大場さん、福田さん。プロフェッショナルな姿勢で向き合っていただいた、プラネタリウム演出を操作する会場ボランティアさん・・などなど。
イベントはたくさんの準備が必要で大変だけど、人と新しくつながることができたり、深く知り合うことができて、楽しいなと思います。
今後もやっていこうと思いますので、よろしくお願いします。
おまけ
イベントを一緒につくってくださったみなさん。左奥からPAアシスタント福田新さん、PA大場傑さん、daisuke miyataniさん、Yoshinori Takezawaさん、paniyoloさん、自分。前列は左からLeeさん、zmiさん、中村大史さん。
この他にも、フライヤーを作成いただいた服部しのぶさん、この写真を撮影している二條七海さん(長野りゅうせいくん)、そして会場の担当者や、プラネタリウム演出の担当者、お客さん案内のボランティアスタッフ、関係者受付をお願いした奥さんなど、多くの方のご協力があって実現できたイベントでした。
写真撮影:二條 七海
他にも、場所や演出にこだわった、
小さくてもあたたかい音楽イベントを企画しています。
詳しく見る
穏やかな音楽に出会う
音楽イベント企画
日常の見方が変わる、非日常なライブ体験
orange plus music について

Contact
お問い合わせ
イベントに関わりたい!というスタッフ希望の方、
企画イベントの悩みを聞いてほしい!というイベンターの方、
アーティスト・企業・会場からのイベント相談など、
お気軽にご連絡お待ちしております!